無事、生還!!サイボーグ父さん、
またしても無事に還ってきました。
以前、脚の付け根から取った血管を
胸を開いて、心臓近くの血管につなげる手術を
受けているのだけど、
そのつなぎ目が狭窄していて
うまく血液が流れなかったのが原因で起きた心筋症。
今回入れたステントは3つ。
通常は脚の付け根の動脈から入れるのだけど
そこの血管はすでに石灰化してしまっていて
カチンコチンで血が流れない。
なので今回は腕からカテーテルを入れた。
その脚の様子は、というと
切断しなくてはならないかも・・・
って事態に、以前陥ったことがあるのだけど
人間の身体っていうのは不思議なもので
別の血管ががんばってくれて
今もって切断は免れている。
で、今回の手術。
数年前から格段に医療技術が上がっていて
手術でなくて“治療”と呼ぶくらいのものだった。
以前受けた時は結構大がかりな手術だったのに
あまりに簡単で、母も驚いていた。
とはいえ、通常1時間のところが
2時間ちょっとかかったし、
“最悪の場合は亡くなることも・・・”
と、事前説明をされた上で行ったので
待っている時間は実に不安で、長かった。
メスを入れないっていうのは
こんなにも元気なのかと、あらためて驚いた。
がんでも初期で見つかって、内視鏡下で行えれば
術後は本当に楽だろうなと思った。
父が助かったのは
自分の心臓の状態を正しく把握していたからに他ならない。
胸の痛みがいつもと違う、救急診療へ行ってくれと
早く判断をしたからだ。
早期発見、早期治療は本当に大事。
おかしいと思ったら、早く病院へ行ってほしい。
部屋に戻ってきた父は
医療の進歩に感嘆し、看護士さんとも笑って話し、
お昼ごはんだって9割がた食べた。
母はこの様子を見て
「この人は何かもってる、と思えてきた」
という。
・・・私はもっと前から思ってたし。
即日入院。
心電計と点滴3本に繋がれて
絶対安静でトイレに行くのも禁止されていたのに
イッキに病棟内なら歩いてもOKだとの許可がでた。
スゴイ。
9回も10回も手術をして
よくもここまで切り刻まれたものだと思うほど
足首から耳下まで手術痕だらけの
サイボーグ父さん。
「おたくのお父さんはお元気で。健康でいいわねぇ」
まさか脱いだらサイボーグだとは思わずに
私に声を掛けてくる近所の方もいる。
それほど元気な(にみえる)、重度の心臓病患者。
頼むから、母のために
根性で長生きしてくれぃ!!
・・・心底、ほっとした〜〜。
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あちさん、おたんこナースさん、どうもありがとう。ほっとしました。