グリーフケア
という言葉をご存知だろうか。
人は死別などによって愛する人を失うと
大きな悲しみである
「悲嘆(GRIEF)」 を感じ
長期に渡って特別な精神の状態の変化を経ていく。
遺族が体験し、乗り越えなければいけないこの悲嘆のプロセスを
「グリーフワーク」 と言い、一般に
ショック期 → 喪失期 → 閉じこもり期 → 再生期
というプロセスを辿るといわれている。
死別の哀しみの中にあって、苦しまれている方を支えようという考えが
「グリーフケア」 だ。
そして、哀しみを一緒に受けとめることの基本は
“ ただ遺族の感情や行動を認めながら
話を聞いてあげること ”
だとされている。
不用意に、励ましの言葉などをかけてはいけない。
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先日、
「やさしい気持ち」 というブログを書かれている
ココさんのお母さまががんで旅立たれた。
お互いがお互いを思いやりながら、闘病を続けられていて
母娘の絆について深く考えさせられる、素晴らしいブログだ。
私はいつも真夜中に、携帯で読むのが習慣となっていたけれど
昨夜の書き込みには、涙が流れてしかたがなかった。
・・・お母さま、おつかれさまでした。
今はゆっくりおやすみくださいね。
ココさんのブログを読みながら
実はいつも親友のことと重ね合わせていた。
彼女が20歳の時、お母さんがすい臓がんで亡くなった。
彼女はそれ以来ずっと、家庭で
「母」 の役目も担っていて
ずいぶん苦労をしてきている。
その彼女が、ことあるごとに
「母さんならこう言うはずだ」
「母さんならきっとこうしてた」
という話をする。
「仕事をやめてずっと病院でついててやりたかったのに
家族のためにも無職になるわけにはいかず
私にはそれができなかった。
すぐに仕事をやめて母さんに付き添った妹が
どれほど羨ましかったか!!」
と、未だに後悔の念を口にする。
うまく説明できないけど
母と娘の絆は、やはり特別なものだと思う。
私にも母がいる。
ずっと専業主婦なので、ちょっとフワフワして
天然なところのある母だけれど
心根のやさしい、すばらしい母だ。
若いときなずいぶん反抗をして、泣かせてきたけれど
おとなになった今、母の正しさがよくわかる。
なりたいと思っても、私には母のようにはなれないし
母のようには生きられない。
旧家に嫁ぎ、しきたりやら、厳しい姑にしごかれて、苦労をしてきた。
80歳を過ぎた祖母の看病をし、
心臓病で大手術を繰返し、障害一級となった父を支え、
弟を看取り、
今度は私の世話まで・・・。
人生の半分近くは看病をしている。
以前、
「私の生き甲斐はあなただから」
と、泣いた母。
「あなたまで居なくなったら、私は到底生きていけない」
と泣いた母。
私が先に死んだら、誰が母を看取るんだ??
誰が母の世話をするんだ??
母をひとりきりで死なせることが、私の一番の親不孝だと思う。
だから私は、母のためにも
弟の分まで生き延びなければならない。
そぅ思う。
まだ何も母に返せてないのだから。
ココさんのお母さまのご冥福をお祈りいたします。
私にはもぅひとり、がんのお母さんを支えている友だちがいます。
私のことも気づかってくれる、とてもやさしい友だちです。
私も親孝行がしたいなぁ・・・。
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−追記−
ぁわわわわわわわわわわわわ。 なんてこと!!
今、12月3日に書いた
「さまようがん患者。」 エントリー にコメントをいただいたココさんに
お返事を書こうと思ってリンクを辿ったら・・・
あの、 というか 、 まさに今、記事をかいた「やさしい気持ち」 のココさんでした!!!!
なんとココさんも、私のブログを読んで下さってたのでした。 ホント、びっくり!!
・・・これも何かの 「縁」 ですよね。 不思議ですね〜。