−しあわせになるしかないんだよ−
金曜日。
私はパパではない男とふたり、バーにいた。
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高校のクラスメイト。
仕事の関係で再開し、その後親しくしている。
私のことをずっと 「御堂さん」 と、敬称つきで呼ぶ男。
彼は元製薬会社勤務で、多少医療の知識もある。
離婚して、転職して、引っ越して、再婚し、
今はふたりの子どものお父さんだ。
子どもは再婚した奥さんの子で、血は繋がっていない。
彼はなんとなく死相みたいのがわかるという。
末期がんで急逝した彼の上司のことも
がんで亡くなった映画俳優のことも
かなり身体が悪いなと感じていたという。
そして、今の私にはそんなものを感じないという。
「だから御堂さんは大丈夫!」
そう言ってくれた。
彼によると、若年性のがんの場合
進行が早いと、たいてい1年以内には転移が起こるという。
1年を超えたということは、
転移確率の曲線がかなり低くなってるはずだ・・・と。
もっとも、これはあくまでも彼の持論なのだけれど。
「御堂さんは、泣けるだけ泣いて、吹っ切ったのがよかったんだよ。
あとは日々笑って過ごすだけ。
これだけ辛いことがあったんだから
あとはしあわせになるだけなんだよ。 」
そぅ言ってくれた。
「ストレスを溜めないこと、1日1回は大笑いすること、
それが大事。
ボクもいろいろあったけど
今こぅして、そこそこしあわせに暮らせているのは
苦労の日々を乗り越えたからだと思うんだよね。」
そぅ言って笑った。
「がんばれ」 とか 「がんばったね」 とかは
一度も言わないけれど
いつも何気なく気を使って連絡をくれて
そのたびに笑わせてくれて
そして私に勇気をくれる。
恋愛感情はゼロだけど
彼と話すのは、パパの次くらいに心地がいい。
男友だちも、いいものだ。
「今度うちの奥さんに会ってよ。
きっと気が合うハズだから!」
・・・近いうち、彼の家に行くことになりそうかも。
お酒のお店に行くのは1年ぶり!術後初めてだったょ。
私が飲んだのはノンアルコールのカクテルだけどねっ。
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